死神のレシピ
しばらく無言で暗闇の中を進んでいった



あ、光が見えてきた



「ダレル!
あれが天国よ。」



私達は眩い光に包まれた



そこには



どこまでも続く雲の大地



果てることのない青空



誰もが憧れる楽園



人生の最終目的地、天国



天国の入り口には見上げるほど大きな門がある



その門と同じくらい高い柵が、何処までも延々と続いていた



「ダレル、こっちよ。」



私はダレルの手を引いて門の前まで来た



門の横にあるインターホンのボタンを押し、中の人に声をかける



「死神ナンバー100164
死者の魂をお連れしました。」



ギー



すぐに門が開けられた


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