愛というキモチのカタチ。
え?誰?


首を傾げていたら、手をぎゅうっと握られる。


「今の…車に乗ってた男。誰?」

「あ、ああ、課長なの。総務課の梶課長。明日の会議資料作成してて遅くなっちゃったの。そしたら、自分がお願いした事だったからって送ってくれるって…」


そう説明すると彬は、はぁ、と溜息をついた。


安堵。

そんな感じの…。


「どうしたの?」

「いや…男の勘みたいな…まぁいい、気にするな。帰るんだろ?」


そうやって繋いだ手を引かれ、エントランスを横切ってエレベーターホールに向かう。
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