愛というキモチのカタチ。
小さな嫉妬。
「お邪魔しまぁす…」

夜遅くに彬のうちにあがるのは、かなり久しぶりの事だ。



「着替えてくる、ちょっと待ってろ。」


部屋に入る彬を見送ると、自分も
着替えたいなぁ、なんて思いながらソファに座る。



「このは、これに着替えろ。」


ほいっ、と投げられたのは彬のスエット。

あれ、上だけ?


「お前チビだから大丈夫だろ。」


くくくっと笑いながら再び部屋に消える。


…どうせチビですよぅ。
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