愛というキモチのカタチ。
借りたスエットは彬の匂いがする。

彬に包まれているような、そんな感じ。


そそくさと着替えてみると、それはまるで短めのワンピースみたいで笑えた。


「そそるなぁ。」


背後で含み笑いしながら彬が言うから嫌味にしか聞こえない。

「軽く食べるくらいでいいんだろ?」

「うん。」



ガサゴソしていた彬が手にカップ麺を持って戻ってきた。


「何にもねぇや、ごめん。」

そう言われたけど、彬と一緒にいられるのだから構わない気がする。

「ありがとう、いただきます。」
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