愛というキモチのカタチ。
「なに?!杉浦君」


・・・じーーーっと見ているのは指輪。

ああ、そっか。

婚約指輪と違うのに気付いたんだ。


「木内・・・結婚したのか?」

「その話は仕事中にしたくない。後で。」

ちゃんとそう言ったのに。


眉間にシワを寄せた杉浦君はアタシの手を離してくれなかった。


「本当に?彼氏に貰っただけとかじゃなく?」


「・・・うん。籍入れたの。その話は仕事中にするもんじゃないよ。」



何でそんなに辛そうなの?


・・・まさか、美来ちゃんが言ってたのが本当とか言わないよね?

そう考えていたら。


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