愛というキモチのカタチ。
その日は、何だかフワフワしていた。


自分だけじゃなく美来までもが結婚。


そんな事実がこのはの心を暖かくしていた。



「なぁ、木内。」


いきなり杉浦に話しかけられて、振り向いたらすぐ側にイスごとやって来ていた。


「高杉、何かあったのか?
何か泣いたみたいな顔してねぇか?」

「あ、大丈夫。いい事があっただけ。」


そう答えたら。

いきなりガッと左手を掴まれた。

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