愛というキモチのカタチ。
でも許せない。


「美味いもの食べさせてやるから機嫌直せよ、な?」


頭をポンポンと撫でられて。


「仕方ないなぁ。じゃあ何にしようかなー。」


ついつられて機嫌直ってしまうアタシ。


「果歩に聞いてみようか。」

「やだ。」



あ、つい本音が口から出ちゃった。


「…このは、もしかしてお前」


「わーわーわーわーわーわー」


誤魔化すだけ誤魔化して、メイクするからって化粧ポーチ片手に洗面所に立て籠もった。
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