愛というキモチのカタチ。

「なのに。

結婚してくれって言ってからの彬ちゃんは何にも変わらないじゃん。


アタシ、嫌われたんじゃないかとか飽きられたんじゃないかとか、毎日不安だったんだから！」


束ねていた長い髪を解き、フワリと髪を下ろす。


「この旅行だってすっごく楽しみにしてたんだから！
なのに果歩さんと仲良くしてるの見せられたりして、嫉妬してる自分が嫌で嫌でたまんなかったんだから！」