愛というキモチのカタチ。
彬は黙ったままだ。


一言も話さずこのはを見つめていた。


「彬ちゃんの周りにいるのはいつも美人さんばっかりで!
アタシお子様だから悔しくてたまんなかった!もう、嫌で嫌でっ」


そこまで言ってからハッとする。


彬が一歩一歩、このはに近寄ってきていた。



「言いたいのはそれだけか。」


「あ…アタシっ」


掴まれた顎をグイッと押し上げられる。
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