愛というキモチのカタチ。
波乱の予感。
「おはよ、このは。なぁんかお肌ツヤツヤ?」


月曜日。


出社すると、会社のロビーで同期で仲のいい高杉美来に会った。


「おはよぉ、あ、美来ちゃんにお土産ー。ストラップだから。」



そう言って小さな紙袋を2つ手渡す。


「あー、旅行行くって言ってたもんね。満喫した?」


並んでエレベーターを待つ。


「うん、色々あったけど…楽しかった。」

「お土産ありがと。でもなんで2個?」


美来は不思議そうに首を傾げた。



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