愛というキモチのカタチ。
「あ、杉浦くん。おはよう。」


同期の杉浦 樹だ。

「話の腰を折るなよ、杉浦〜。」


美来に突っ込まれてえー、と反応する彼は、整った顔立ち、高身長、ルックスはアイドル並みで。


性格はお笑い芸人のようなタイプ。


みんなに好かれるいい奴。


新しく出来た後輩女性社員にはファンもいるらしい。


「なんだよー、俺に聞かれたらマズい話ー?」


…マズいっしょ。
男女関係の話をしようとしてたんだから。


「杉浦邪魔だから、このは、ランチの時に話そ。」

「あ、うん。杉浦くん、ごめんね。」


そう言うと照れたように頭を掻いて杉浦が口ごもる。



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