続》スウィートレッスン

「あんな高校生に…何ができるって言うの」


「は?意味わかんね。本当に俺 行くから」


「なんで あの子は 大地の心の奥に入ることができたの?」


あの時 そう言った美樹の瞳が、ちょっと潤んでいるように見えたのは


気のせいだったのかな…?


その後 美樹とは お互い授業が続いて、顔を合わすことはなかった。


元カノが職場に来れば隣に座ってるなんて


いつまで こんなフザけた状態が続くんだ。


早く加藤先生帰って来てくれよ。


マジで…頼むから。


この日の夕方、ヒナに会えなくなった俺は…仕方なくアイツを誘った。
< 168 / 408 >

この作品をシェア

pagetop