続》スウィートレッスン
「あんな高校生に…何ができるって言うの」
「は?意味わかんね。本当に俺 行くから」
「なんで あの子は 大地の心の奥に入ることができたの?」
あの時 そう言った美樹の瞳が、ちょっと潤んでいるように見えたのは
気のせいだったのかな…?
その後 美樹とは お互い授業が続いて、顔を合わすことはなかった。
元カノが職場に来れば隣に座ってるなんて
いつまで こんなフザけた状態が続くんだ。
早く加藤先生帰って来てくれよ。
マジで…頼むから。
この日の夕方、ヒナに会えなくなった俺は…仕方なくアイツを誘った。