続》スウィートレッスン
長い前髪をサッとかきあげ、彼女があたしを見て笑う。
「あなたは 誰?」
「あ…あなたこそ…誰なんですか?」
震える声であたしも彼女にそう言った。
「クスッ 大地に聞いてみたら?」
意味ありげにそう言い、ダイちゃんとキスをしていた唇に自分の親指を押し付け…また あたしを見て笑う彼女。
「気持ちよさそうな顔しちゃって…大地 おやすみ」
ぐっすり眠っているダイちゃんに きちんと肩まで布団を掛けてあげると、こっちに彼女がゆっくりと歩いて来た。
「大地が女子高生と遊んでるなんて…思ってもみなかったな」
「……え」