スノードームと恋の魔法
ボクの後ろからお姉ちゃんが助けてくれた。
お母さんはうっとりしてスノードームを眺めていた自分を恥じるように、コンコンと咳をして、「勝手にしなさい」と部屋の奥に消えてしまった。
「たぶんもう、大丈夫よ」
お姉ちゃんがにっこりと笑った。
「ステキなプレゼントね。私の分もお願いしたら作ってくれるかなぁ」
「どうだろうね?」
あれからボクとお姉ちゃんは隣同士、くっつきながら、スノードームを眺めていた。
お兄ちゃんは先にぐーぐーと寝息を立てている。
雪と星が降ってくる夜空を眺める小さなキツネが1匹。
きっとサンタクロースを待っているんだろう。
心地よいオルゴールのメロディにうとうとしながら、今度お兄さんと会ったら何を話そうかってボクは考えていた。
シャンシャンシャン・・・
鈴の音が聞こえてきて、ボクは耳を立てた。
これはもしかして・・・そう思ったら眠気が吹き飛び、ボクは立ち上がって洞穴の外へと駆けだした。