スノードームと恋の魔法
視界の先に小さなロッジが見えた。
雪原の真ん中に立つ小さな家の屋根は雪で覆われていた。
ゴールが見えて、萎えていた気持ちに再び火が付いた。
雪の中をウサギのように飛び跳ね、目先の家へと急ぐ。
ザック ザック ザック
何かを掘るような音が聞こえ、顔を上げると、小さな家から数メートル離れた所に建つ大きなロッジの前に人がいた。
ニット帽にスキーウェアのような服に身を包んだその人は、家へと続くロッジの階段の下で懸命に雪かきをしていた。
「あの、すみません」
思い切って近づき、作業中の後ろ姿に声を掛けた。
雪かき用のスコップを動かしていた背中がぴたりと止まり、こちらを振り向いた。
その人は、驚いたような表情をした後で、にっこりと微笑んだ。
寒くてすっかり凍ってしまった心を、溶かしてくれるような温かい笑みだった。
「スノードームアーティストのeternal(エターナル)さんですか?」
そう訊ねると、