にゃんこ物語り1~えりなちゃんとシロ~
私はずっと、他の家でご飯をもらっていたんだけど、久しぶりにえりなちゃんの家に行こうと思って、日曜日 えりなちゃんの家に行くことにしたの。


「にゃーん にゃーおん」

「あ、猫?…、シロ!久しぶりじゃーん!」

『お腹すいちゃった(笑)』

「今 ご飯あげるね、待ってて!」

そういって、キッチンに急いで行ったえりなちゃんの目は なんだか充血していて、鼻の頭も赤くなっていたわ。


「はい、どうぞー」

『いただいまーす』

「最近ずっと来てなかったね、どこ行ってたの?」

『いろんなところよ、えりなちゃん元気だった?』

「元気だったよー! 今日はえりな一人なの」

『ママは?』

「ママはゆきなの参観日に行っちゃったー」

『そう、…えりなちゃん、泣いてたんじゃない?』

「えっ…、シロはなんでもわかっちゃうんだね(笑)」

『目が真っ赤よ、どうしたの?』

「実はね…――」


えりなちゃんは、最近ママはずっとゆきなちゃんと一緒で、ゆきなちゃんにママを取られちゃった気がして、とても悲しかったんだって。
でも、それをママにいっちゃったら ママが困ってしまうのもわかっていたし、ママがゆきなちゃんにずっとついていないとダメなこともわかってて、誰にも言えなかったんだって…。
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