にゃんこ物語り1~えりなちゃんとシロ~
…不覚にも洗われてしまったわ…。
びしょびしょだわ…なんてみすぼらしい私…。
他の猫に知られたら…一生笑われてしまう…!
あ、でもこれからはずっと家の中に居るんだから 知られることもないかしら…?

「おとなしかったわねシロ 偉いわ」

おとなしいっていうか、ママが押さえてたから動けなかったのよ。

「さあシロ、風邪をひかないうちに 早く乾かしましょうね」

乾かす?
洗う は知ってるけど…乾かすって?
自分で舐めて乾かすわよ。

「ドライヤー怖がらないかしら?」

ドライヤー?!
あんた何者!なんて変な格好なの?それに長い尻尾。
今の私よりずいぶんと変よ、ふふっ。
きっとあんたも洗われちゃったのね。


「熱くないかしら?」

何なの?!ちょっとからかっただけじゃない!そんな大きな声で怒らなくてもいいじゃない!
嫌っ!こっちに来ないで!

「にゃ~!…」



「パパ、シロ鳴いてるね」

「猫は濡れるのを嫌がるからなぁ」
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