にゃんこ物語り1~えりなちゃんとシロ~
「はい、おしまい。もう出ていいわよ」

早く戸を開けてちょうだいよ…なんだかもう疲れちゃったわよ。


「わー!シロ真っ白!」

「おとなしくしてたのよ、シロは偉いわ」

「シロ褒められてるじゃん!よかったね」

よくないわよ…こんなことされて黙っちゃいないわよ。
えりなちゃんに全部言っちゃうんだから!
じゅうたんにもソファにも乗っちゃうんだから!

「シロ、きれいになったから もうじゅうたんに上がっていいわよ…」

「シロはもうソファで寝てるぞ」

「疲れちゃったのね」

「トイレとかどうするんだ?」

「あ、そうねぇ。とりあえず空き箱に外の砂を入れておこうかしら…」

「じゃあ明日 会社帰りにホームセンターに寄って トイレとか買ってくるよ」

「ねぇママー」

「どうしたの?ゆきな」

「えりなちゃんに早く電話して教えてあげようよ!」

「そうね!」

「ちょっと待て!」

「あらパパ どうしたの?」

「えりなには黙っておこう」

「どうして?」

「もうすぐ夏休みだ。えりなが帰って来たときに驚かせてやろう!」

「そうね、そうしましょう。えりな きっと喜ぶわ!」

「えりなちゃんにはヒミツッ ヒーミツー!」



あぁ、舐めても舐めても シャンプーの匂いがするわ…。
でもえりなちゃんが帰って来るまでの我慢よ…。
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