にゃんこ物語り1~えりなちゃんとシロ~
シロの予防接種が終わったので、えりなちゃんのママが呼びにきました。
リエさんにお礼を言って、えりなちゃん、えりなちゃんのママ、パパ、シロは家に帰りました。
家に帰ってから、えりなちゃんはママやパパ、ゆきなちゃんに今日リエさんに教えてもらったことを話しました。
えりなちゃんの顔は、寮から帰ってきてから一番の笑顔でした。

「トリマーって楽しそう、ゆきな、トリマーになろっかな」

「本当に話聞いてたの?大変だって話したところじゃない」

「にゃ~ん」

「どうしたの?」

「にゃー」
えりなちゃんがトリマーになっても、私では練習しないでね。

「ふふっ。わかってるよ」

「えりなちゃん、またシロと話してるよ」

「ゆきな、えりなは本当にシロと話せるんだから」

「じゃあ、今シロは何て言ったの?」

「えりながトリマーになっても、シロでは練習させてもらえないって」

「シロはシャンプー嫌いだもんね(笑)」

「にゃ~」

「嫌いだもんねー」

「にゃ~ん」
シャンプーされるくらいなら、ご飯もらわない方がマシよ。

「あははっ(笑)」

「何て言ってるのー?(怒)」

「シャンプーされるくらいなら、ご飯もらわない方がマシだって」

「シロはマイナス思考だね」

「え、どうして?」

「だって、“シャンプーするなら、何かご褒美ちょうだい”の方が得じゃない?」

「シロはそれだけシャンプーが嫌いなんだよ」

「ふーん。シロ、それじゃ損してるよ」

「にゃ~ん」
それもそうね、今度からはゆきなちゃんの言う通りにしましょう。

「シロもゆきなの言う通りだって(笑)」

「でしょ~?(笑)でも、シロにとってのご褒美は何?」

「にゃ~ん」
秘密。

「秘密だって(笑)」

「え~!知りたいよ!」

「にゃ~ん」
教えないわ。

「気になるよね(笑)」
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