にゃんこ物語り1~えりなちゃんとシロ~
えりなちゃんとタローくんは、お昼を食べてからまた図書館へ戻り、閉館時間の直前まで勉強をしました。
タローくんはえりなちゃんより早く帰りましたが、えりなちゃんは学校の勉強そっちのけで、獣医や動物看護士、トリマーなど、動物に関する本をひたすら読みました。
さすがに全部は読みきれなかったので、過去たくさん貸し出された本を何冊か借りて帰りました。

家に帰って、夕ご飯、お風呂を済ませると急いで自分の部屋へ行き、借りてきた本を読んでいました。するとタローくんからメールが来て、明日の予定を確認し合い、早くベッドに入りました。

カリ カリ カリ・・・

シロがえりなちゃんの部屋の扉を鋭い爪で軽く掻きます。

『えりなちゃーん』

えりなちゃんが扉を開けました。

「どうしたの?」

『今日何か、良い事あったんじゃないの?』

「え?別に何もないよ(笑)」

『私だって、だてに猫やってないんだから、それくらいわかるわよ』

「実はね・・・」

えりなちゃんはシロに、今日あったことを話しました。

『あら!デートじゃない!』

「そんなんじゃないよ(笑)」

『じゃあ、なんだっていうの?』

「えりながシロ以外の動物と話せるかどうか、試しに行くんだよ」

『でも、デートなんでしょ?(笑)』

「違うって!」

『違わないわよ(笑)さあ、私も寝ましょう』

「あれ、ここで寝ないの?」

『私はリビングで寝るわ。トイレもご飯のお皿も近いし』

「そっか。シロ、おやすみ」

『デートに寝坊しちゃダメよ』

「もう、シロったら!」

『おやすみなさい』

「おやすみー」
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