にゃんこ物語り1~えりなちゃんとシロ~
「ただいまー」

えりなちゃんが家に着いたのは18時頃でした。

「おかえり、えりな」

「えりなちゃんおかえりー」

「ただいま。ゆきな、お土産だよ」


「何?この缶可愛い!」

えりなちゃんがゆきなちゃんに買ってきたのは、動物の絵の缶に入ったクッキーでした。

「クッキーだよ。ママとパパにもあげてね」

「うん、ありがとう!」

えりなちゃんはキッチンでもうひとつの袋を開けています。

「シロにはこれだよ」

『まぁ!なにかしら?』

「なに買ったの?」

夕御飯の支度をしていたママが尋ねました。

「えさ入れ。可愛いでしょ?」

「ちょうどよかったわね、今は普通のお皿だからね。」

「水入れもおそろいだよー!」

「シロ、よかったわねー」

「にゃ~ん」
私にまでお土産なんて、何だか悪いわ。

「シロ、使ってね」

『ありがとう、大切に使うわ』

えりなちゃんは2つの器を洗って、シロのご飯と水を入れてあげました。

どちらの器も陶器で出来ていて、猫や犬の肉球のようなマークが浮き彫りになっています。
水入れのはえさ入れよりも少し小ぶりでした。
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