虹の架かる橋
さっき、何度もマサと繋がる前に練習した言葉が、なかなか上手く声にならない。


「ねぇマサ、ミーがそっちに行ってるみたいだね。」

私はいきなり本題わ言ってしまった。


「うん、いきなり来たからビックリした。」


マサがそう言うと、私は少しホッとした気分になった。


変に嘘つかれたり、隠されたりしたら余計に不安になるから。


正直に言ってくれるという事は、後ろめたい事が無いと思いたい。


離れている不安から、色々な事を連想してしまうけど、マサを信じていたい。


「マサはミーとしょっちゅう会うの?」
私は不安な気持ちで訊く。


「いや、まだ1日しか会ってないよ。」
マサはすぐに答えた。


「ってか、ミーがマサとNZでどうやって連絡取れたの?」


私はミーとマサがいつ連絡しあったのか知りたかった。



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