天の邪鬼は歌がお上手


佐藤 鈴
19歳。

私は今最高な夢を見ている。





夢の中でも寝てる。
夢ってわかってても寝ている
この上ない贅沢…





あなたに膝枕され
あなたの歌が微かに聞こえ、
幸せを噛みしめる…












〜♪〜♪〜

愛を知ったのはいつからで、
それを感じたのはいつ頃だった?


初めて交わした言葉じゃなくて、
一番笑い合う時の言葉は何だった?

よく思い出し、
考えるみると結構深いもの沢山あるね。

どんなこと思ってた?

どんな風に見えてた?

どんな気持ちでいてくれてた?
どんな目線で見てた?


走っていって消えていく子供のように、記憶は脆く曖昧で…

過ごした今日もいつかは曖昧で…

それでいいよ…
又、沢山の曖昧を作っていこう?


記憶は脆く曖昧で、けれども曖昧を重ねていって僕等いつの日か、
happiness memory…

〜♪〜♪〜








あぁ…やっぱり綺麗な声だなぁ。詞も幸せな詩だ。








……ん?
ちょっと待って。





¨あなた¨って誰だ??
< 2 / 15 >

この作品をシェア

pagetop