This is us -2
一際背が高くて、
切れ長の綺麗な瞳。
無造作にセットした髪型を気にしながら歩いてくる彼は、相変わらず無表情。
何だか大人っぽく見えるのは、白いスーツを着ているからだろうか。
鼻の奥がつんと痛くなって、君の姿がぼやけていく。
何度も夢に見た。
会いたくて、会いたくて…
何度も記憶を手繰り寄せては、一人で泣いた。
拍手が鳴り止むと、一気に店内が静まり返る。
笑顔で「久しぶり」って言うつもりだったのに。
やっぱり私は泣いてしまった。
「…さとり」
久しぶりに呼ばれた名前に、私ははっと目を見張る。
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