黒猫屋敷

「安心してね。
ちゃんと痛みは感じるよ。」

「な、ナニスルキダヨォオオ!!!」

オレンジ色に染めた
髪をした男は泣きながら

ナツにそう訴えた。


「君らさ、自分の腸が
どんくらい長いか知りたくない?」


「ちょ、腸?…何を…」

ナツは妖艶に微笑んだ。

「さあ。」
そう笑いながら動けない
彼らの腹を撫でまわす。

そして片手に持っていたナイフを
一人目の男の腹に突き刺し
ねじ込んだ。


「ウァアアアアアアアア!!!
は、腹がぁあああ!」
奇声とともに六つに綺麗に割れた
腹筋から血しぶきが散る。


「どう?痛い?
痛いよね。だってこんなに血出てる。
腸はどこにあるかな?」

ナツによりぱっくりと
裂かれた腹はドクドクと
血を流しながら
垂れていく。


「いけないいけない。
腸は傷つけちゃダメだ。」

ナツはそういうと
腹の表面を器用に
魚をさばくかのように
三枚おろしにしていく。

その度に激痛を通り越した
痛みがオレンジ色の髪をした
男を襲う。


< 20 / 40 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop