Dear.
「....そういったことはせめて3日前までに教えて下さいと、言ったはずですか?」
「忘れてた。」
悪気のなさそうに味噌汁をすする土方様
前も一度こんな事があってあの時念を押して言ったはずなのに。
懲りないというか、自分の負担にはならないからまあ、いいか。という感じなのだろう
「はぁ、では買い出しに行きます」
結局はしなければならないので、そう嫌味を交えながら言うと完全に私から目をそらした土方様
だが、私一人では荷物が多すぎる
誰か手伝ってくれると....
「わいが行ったろか?」
不意に声がする後ろの方を向けばニコニコしながら手を上げている山崎様の姿
「よろしいのですか?」
「ええよ、どうせ非番やったしぃ?」
肩を抱き寄せてわざと誰かに見せつけるように耳打ちをされる
「ッッ!!
僕もっ、「総司は午後から稽古やろ?」」
総司の言葉をわざと遮り山崎様がニヤリと笑う
この二人はよく分からない。
仲が良いのか、悪いのか...
だが、今は確かに火花を散らしている