∞妄想世界∞
「ちょっ! トーコさん! すごいじゃないスかっ」

ドアが開くと同時に大樹くんの声。

「って! すんませんっ。
 もしかして嫌でしたか?」

うわ……どうしよ……と、今度はアタフタする大樹くんの様子が可笑しくて、思わず笑ってしまう。

「大丈夫。
 てか、ごめんね。こんなので」

大樹くんが手にしてるのは、昨夜――むしろ今朝? 私が作ったチョコレートケーキ。
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