∞妄想世界∞
溜息混じりにパソコンの電源を落として、私はいつもより早くデスクを後にした。


さすがに。
しんどい。

目に入る距離にいるのに、触れられない。
声が聞こえる距離にいるのに、話すことも出来ない。

必要最低限。大樹くんと話す時でさえも、まわりの目が怖くて、声が震えそうになる。


……今日は、もう、いいよね?

急ぎじゃない仕事は明日の私に任せよう。


今日は、もう、とにかく…………。
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