∞妄想世界∞
「あ~~! もう! やっぱトーコさんの方がせけーっすよ。
 なんなんすか、それ。

 もう……なんで今日これから仕事なんすかー。今すぐかっさらって連れて帰りてぇっすけど?」

少し赤くなった頬を隠すように、大樹くんが大きな右手で顔面を覆う。


ああ。でも、むしろ私のほうが真っ赤で動揺しまくりだっ。

こんな……こんな恥ずかし過ぎるコト、言えるような人間じゃないのにっ。


二人揃って赤くなって。
顔を逸らしたまま、チラリと横目で窺えば、バッチリ瞳が合ってしまったりする。
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