∞妄想世界∞
がたん。ごとん。

揺られる電車の中では、
日々大樹くんが私に触れてくる。


冷え切った指先を、大きな手で包んで
優しく抱き寄せて
甘いキスを落としてくる。

背中に回された手が、背筋をなぞって
体中が心臓になったみたいに反応する。


そんな甘やかで恥ずかしすぎる妄想が、毎日私を捕らえて離してくれない。
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