∞妄想世界∞

「で、でも、大樹くん、イヴは朝から予定があるって、鞠衣ちゃんに……」

「だからー。これがその予定なんすってば」

激しく動揺しながら尋ねる私に、大樹くんは白い制服をつまんで返事をしてくれる。

……そ、んな。

「つーか。トーコ先輩こそ、どうしたんすか?
 かなり前から、イヴは先約があるって加藤先輩に言ってたじゃないですか」

今度は大樹くんのほうが少し拗ねたように尋ねてきて。

「え? や! だって、それは……」
< 78 / 331 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop