∞妄想世界∞
「……予定が、入るハズだったの」
つい、返事がしどろもどろになって。
いつになく語尾が小さくなってく。
しばらく訪れた沈黙の後。
「それって。
もしかして、同じ職場にいるヤツとの予定でした?」
少し目を細めて、普段の可愛い大樹くんとは違う表情で尋ねられて、私はただただ無言でコクンと頷くことしか出来なかった。
「もしかして、後輩だったり?」
同じく、コクン。
「前に一度、二人で出かけたヤツですか?」
三度、コクン。
あ~もぉ! これじゃ大樹くんとイヴを過ごしたかったって言ってるみたいなもんじゃないっ。