∞妄想世界∞

繋いだ指先が、少しだけ震えてるのがわかって。

なのに、私は何も言えなくて、ただ繋いだ手をぎゅっと握りしめた。

「すっげー綺麗だったから。トーコ先輩にも見せたかったんですけど。

 今日はダメっすね」

無理矢理作った笑顔と一緒に見上げた空には、分厚い雲がかかってて。


今にも、雪が降りだし……

「雪っ!」

思わず叫んでしまった。


本当に雪が降り出してる。
< 92 / 331 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop