はるこの遅咲☆妄想日記
「うーーんと・・・子供を実家に預けたら

翌日まで一人ね。」

友人の結婚式が平日なんてありえない。

しかも、夜のディナーに合わせてなんて・・・。

都内のホテルでの挙式・披露宴だったから

その日は絶対1泊必要だわ。

私は、旦那の了解を得て、実家の母にもOKをもらった。

「やった!!」正直、こんな奇跡的なこと結婚して1度もなかったから

私は速攻、彼に連絡した。

「私・・・行くからね。」

「うん。ありがと」

都心で働く彼の

会社のすぐ近くのホテルをおさえた。

「でも、こんなに近くにおさえたのは内緒。」

彼へのサプライズだった。

「桜・・・観たいんだよなー。2人で」

ふと、こぼした彼の台詞が

1年たっても・・・

2年たっても忘れられない私。

とうとう3年目にして彼の願いが叶えられる。

時期的に絶好の段取りだった。

「開花しちゃうかな・・・」

桜開花予報は特にしっかりチェックしていた。

「ホテルから、ちょっと足をのばせばお花見できるしね。」

早く・・・言いたい・・・彼に。

私は、その日までのデートでこのことを言いたくって言いたくって

でも、わざと自分をおさえて、一人で高まっていた。

「来週おまえ、都心で結婚式だよな。」彼がようやく切り出した。

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