はるこの遅咲☆妄想日記
「いつも本当にお綺麗ですよ。」旦那さんはそういうと、私をイスに座らせてじっと見つめた。

「旦那さんこそ。素敵です・・・わたし・・・」好きって言っていいかどうか・・・私は戸惑った。

「もっと、綺麗にしてあげたいな」そういいながら、スルスルと帯をほどいていく。

そんなつもりではないけど・・・嬉しい。私は旦那さんに任せてされるがまま。

長襦袢までになると、さすがに罪悪感を感じた。

「これ以上は、今日はムリです。」私は不覚にも泣いてしまい・・・感情をおさえられなくなっていた。

「ごめん・・・」旦那さんは乱れた襟元を丁寧に整えてくれた。

「でも・・・こういうの好きかな?って」旦那さんはカバンの中をゴソゴソとし出して見せたがっている。

「こんなもの・・・私に・・・」戸惑いと好奇心で私は頭が真っ白になった。

でも、体は熱く、半分はそれを求めているような、不思議な感覚。

「触っていいよ・・・。」旦那さんの興奮したまなざしは、すっかりオスの顔だった。

ゴツゴツしたその肌触り。これを巻きつけるというのか・・・

「ああ・・・そうなんです・・・奥さんの肌にくっとくいこむんですよ」

それを取り出すと、背後から、手だけをゆるく縛った。

「拘束される」ってこんな感覚なんですね・・・私は、またも旦那さんの言いなりになっていた。

「奥さんはこういうことが好きなんじゃないかなって、僕の勝手な判断なんですが・・・」

「どうします・・・?もうやめますか・・・?」旦那さんは私の目を見ると、試すかのように聞いてきた。

桐生とはちがう快感。私は気がついた

言いなりになることに喜びを感じていること。

旦那さんは桐生とは違って、ぞくぞくする。

安心感より刺激。

私は、物欲しそうに、旦那さんの手を取った。

「お・・・お願いします・・・」その手を、自分の胸元に招いて長襦袢の中に忍ばせた。

旦那さんと私のこうした刺激的な逢瀬はこうして始まった。

桐生が帰ってくるまで

私は旦那さんの言いなりなの。

それが生きがいと感じてしまうのはイケナイことでしょうか・・・?


~はるこメモ~

ちょっと大人なストーリー。刺激的な毎日っていいですね

桐生にバレたらどうなるんでしょうか・・・?その後の展開はまた後ほど・・・あ~胸いっぱい~



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