はるこの遅咲☆妄想日記
家に上げることはできない・・・。

でも、毎週話しているうちに

お互い気が合うな。なんて思う。

「愛とは・・・」

「愛するとは・・・」

男は熱心に私に語りかける。

それは信仰への誘いとわかっていても

私は彼の話に耳を傾けてしまう。

不思議だった。

私が瞳を潤ませると

男はそっと涙をぬぐってくれる

「スミマセン・・・」

「いえ。いいんです・・・これくらい・・・」

ぬぐったハンカチは

洗濯して返すつもりでした。

そんな都合で

私は、彼を引きとめてしまう

無意識に

彼に寄り添ってしまう・・・。

「何かご家庭内であったんでしょうか?」

ある日の会話で男は気が付いた。

「実は・・・」私は夫への想いを

語らずとも男は察してくれているような・・・

「大丈夫です

あなたの愛

僕は感じてますから」

そういって

ただただ抱きしめてくれた。

突然男に抱きしめられている私

戸惑いながらも嬉しかった。

男の胸元はあったかくって

包み込まれている自分は

なんだか生きた心地がした。

「ありがとうございます」

男はまた行ってしまうけど

私は満ち足りていた。

夫への不満も消え

家族にも優しくなれた

愛する家族

愛する夫

でも

最愛なのは

私を無言で抱きしめてくれる男。

夫へのあて付けではなく

私は今、彼に愛を傾けていた。

男は来週もやってくる

おそらく・・・

この愛は歪んでいるような

でも本当の気持ち

私は後悔はない。

愛する人がいるって

やっぱり素敵。

私はあなたを愛しています

心でつぶやく毎日

それでいい・・・。


~はるこメモ~

訪問してくる男に想いを寄せる・・・。こんな現実もあるんでしょうか・・・。

でも、愛を知るって素敵です。

この男によって愛することの喜びに満たされているこの女性は

生きた心地すら感じている

これもアリなんだと思います。

これ以上、いってしまったら・・・戻ってこれなそうですが・・・
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