弱くてごめんね……
バスの時間は19時30分発だけど迷う可能性を考えた。
今頃になって寂しさや1人の実感が沸いてくる。
私はこんなに寂しがりだったんだなー。
やっぱりあの家も母さんも妹も好きだったんだね。
もう一生会えないわけじゃないと気持ちを切り替えようとした。
少し迷いながらもバス停に着いた。
「まだ時間あるならお茶買えば良かったよー」
「買ってこようか?近くにファミマあったし」
「えっ?いいよー」
「大丈夫ー!すぐに戻ってくるから待ってて!」
そう言って私は母をその場に残して走り出した。