カワイイ系の男の子にはご注意を!?


「諦めよ」


諒に小声で呟いた。

諒もさすがにこの状況に無理だと確信し、落ち込んでた。


「くそぉ、水着姿なのに……」


うん、言いたいことはすごいわかる。

____って、え…。

あれ、ハル君とユナちゃん…?

きっとユナちゃんは最初ハル君に気づかなかったんだろう。

ものすごく驚いている声が少し聞こえた。

ちょっと待って…、嘘でしょ、いや、違うよね?

ビックリしただけだよね?

あんな照れてすごく優しい顔で微笑んで…。

待って、俺まだ何もできてない。


頭が真っ白になった俺は、無意識にユナちゃん達の方へ足が進んでいた。

< 164 / 181 >

この作品をシェア

pagetop