シークレットプリンセス〜芦川凪編〜
「芦川さん…。」
「なんだ?」
「女性は全員
金と地位と名誉で見ている訳じゃないと思います…。」
「はぁ?」
芦川さんは
ジリジリと私に迫ってくる。
私は
壁が背中にあたり
逃げ場がないことを悟った。
「きっと…。
芦川さん自身を受け入れてくれる人が…「くだらない。」
目の前には
芦川さんの顔。
「そんな綺麗事…。
のうのうと語ってんじゃねーよ!
何も世間を知らない庶民オンナがよ!」
バン!
と私の顔付近の壁に芦川さんの拳が…。