双子ラヴァーズ☆
少しの沈黙の後。
「俺さー」
前を向いたまま、シュリはぽつぽつと話し出した。
「ユウリと見分けつかない程、そっくりだろ?」
「うん、私にはよくわかんないけど」
「あはは、そっちのが珍しいよ。母親ですら間違えるのに。
風呂上がりとか髪の毛二人してぺしゃんこだと、まじでわかんないってさ」
「そうなんだ」
「だからさ、レナが全く同じ俺とユウリの事を言い当てた時。
なんつうか、嬉しかったんだよ」
そう言うと、シュリは少し照れ臭そうに鼻を掻く。
「ユウリは優しいし、大人だから、ガキな俺より余程モテてたよ。
間違えて告白された事もあるし」
「そんな事あったんだ。
……ねえ、なのにさ。どうして同じ格好をわざとしてるの?」
例えば、髪の毛を伸ばすとか、染めるとか。
シャツの着方とか、そういう見た目の特徴全てがユウリとシュリは瓜二つ。
これじゃわかるモンもわからないってヤツだ。
「どうしてだと思う?」
シュリは少し意地悪な笑みを浮かべると、微かにこっちに顔を向けた。