双子ラヴァーズ☆
「私、手ぶらなんだけど」
「俺が財布も携帯も持ってる。
サボらせたお詫びに飯でもおごってやるよ」
「まじで」
「まじで」
「行く」
「よし」
私が頷くと、シュリは立ち上がり私に手を差し出した。
その手を掴む。
「わっ」
ぐいっと引っ張られて、一気に立ち上がった私はバランスを崩してそのままシュリに抱きすくめられる形になった。
「ご、ごめ」
慌てて離れようとする私の腰を、シュリが自分に引き寄せる。
ドキっと心臓が大きく跳ねた。
「お詫びとか言ったけど、実は俺がレナといたいだけだったりして」
「え」
顔を上げると、思った以上に至近距離にあったシュリの顔。
優しく微笑むその顔に、心臓が暴れ出す。
すぐに視線を伏せるけど、ドキドキは止まらない。