双子ラヴァーズ☆
そんなやり取りをしていたらあっという間に学校に到着して、一緒に来たって事もありすぐに私達は先生に呼び出された。
当然か。何で別々に戻るとか、そんな簡単な事に頭が回らなかったのだろう。
延々と説教を食らった私達。
シュリに至ってはユウリを殴った事もあって、別室で先生に怒られていた。
停学とかにはならないらしくて、ホッとしたけど。
散々怒られたからか、解放された時はぐったりとしていた。
授業も終わっていて、職員室の外には心配そうな顔をしたユウリとトモコが待っていた。
「……ユウリ、トモコ」
「はあ、全く心配かけて」
そうやって、困ったように笑うユウリ。
その隣にいたトモコはぐいっと私のカバンを差し出した。
「携帯出ろっての」
「す、すみません」
「で。サボッて何してた」
「……ど、ドーナッツ食べた」
「はあ!?」
トモコは般若の顔をして怒っている。
ひぃ。ご、ごめんなさい。
トモコ、怒ると怖いんだよ。