あなたはもういない。



バタバタバタバタ


「あ〜もうどうしよう!」
「こっちがいいかな?」
「昨日準備しとけばよかったぁ」



あーあ、朝から
やっちゃってますな笑



「おはよーさくら」

「ねぇ舞美ーどおしよー泣」

「はいはいわかりましたよ」



そう、さくらはいつも
大事な日に限って寝坊するのだ

だからその度服を選んで
着てもらったら
あたしが髪の毛整えて
その間にさくらは化粧する

いつものパターン。


「舞美ありがと!
帰ってきたらちゃんとお礼するから!」


「うんありがと!
ぢゃあいってらっしゃーい」

「いってきまーす!」


さくらにはななちんと遊ぶ
予定にしてある

あたしもさっさと準備して
ななちんと春太と
待ち合わせをした。



----------------------------------


「ごめん2人待った?」

「おはよー!さくら大丈夫?」

「うんなんとかね!笑」

「うしっ、ぢゃあ行きますか」

「ゴリラいたんだ笑」

「ずっと居たわ
てかたらこより早く来てました(-_-)」


「…(-。-;
ぢゃあ行きましょー!!」

「って無視かよ」


--------------------------------------



あ、いたいた!
さくら楽しそうだなぁ

ゆうまくん照れすぎだよ笑


いまは駅前のクレープ屋さんに居る
どうやらさくらは
待ち合わせの13時には
間に合ったみたいで…

よかったよかった!



「ねぇ舞美?
2人ともいい感じぢゃない?」

「うんうん、確かに!」

「でもゆうまのやつ
ちゃんと言えんのかな」

「まだこれからだよ!
夜だってあるんだし!!」

「まぁ気長に待ちますか」


それからプラネタリウムに行って
夜ご飯を食べに行った

でもいつになっても
それらしき話しはでない

さくらもずっと緊張してるし

ほんとに大丈夫かな?



カランカラン

「あ!2人ともでちゃったよ!
早くあと追いかけないと!」

「やばいやば「しっ!」


急いで出たと思えば
ななちんに口を抑えられた

ん?どしたの?

ななちんが指指してる

ん?

えぇーーーー!!

そこにはさくらと
ゆうまくんがぎゅーを…(-。-;

-------------回想(さくらside)-------------



もう今日も終わっちゃう…

やっぱり自惚れてただけなのかな?


ゆうまくんさくらと居ても
なんか楽しそうぢゃないし…


「さくらちゃん」

あぁ今日もお別れか…

「ゆうまくんありがとね!
また皆で遊ぼうね!楽しかったよ」

「ぢゃなくて、」


「へ?」

ぎゅ。


「ちょ、ゆうまくん?」


すごく心地いい。
でもまだ恋人同士ぢゃないし…

「話しを聞いて欲しいんだ」

「うん。」


「信じてもらえないかも
しれないけど、
お、俺ささくらちゃんのこと
好き、なんだ…」

「ゆ、うまく、ん?」

「あ、急にやっぱ困るよな
ごめんな。」

「違くて本当にさくらのこと…」

「そうだよ。
真剣に俺と付き合って欲しい。」

「えっと…」

「はっきり言っていいよ」

「さ、くらあの、
ゆうまくんのこと、その、
あ、あの」

もう恥ずかしいよう

「さくらちゃん?」

「さ、くらもゆうまくんの、
こと、好きです…///」

「そ、そうだよな
悪かっ…え?
さくらちゃんいま?」

「もう一回言わせるの?」

「うん」

「ちゃんと聞いてね!
さくらはゆうまくんのことが
好きです。お付き合いさせて頂きます」

「今の言葉間違いない?」

「はい…///」


うわっゆうまくんの力
強くなったよう

もうこのままずっと
こうして居た「うわっちょっ」

へ???

------------------------------------------



ぎゅーしていたから
話しは終わったと思って
近づこうとして

話しが聞こえてきた。

でもまだ終わってなかった

なんと、告白現場ですなぁ


「ななちんななちん!これって!」

「もうこれは決まりでしょ!!」


「なぁ、お前らこそこそ
何してんだよ!
俺置いてくとかひでぇーな!」

「ちょっと黙ってよ!
うわっちょっと!!」


「へ?舞美?」

あーあ、やってしまった…


「えっと…俺?」

「そうだよ馬鹿」


「おい春太説明しろよ
お前ら3人あとついてきてたのか?」


ゆうまくんめっちゃくちゃ
怖いんですけど。

「舞美?さくらのこと
後つけてたの??」

「ごめん!さくら
気になってしまい
その出来心というか…」

「さくらごめん!
うちも出来心っていうか
まぢで悪いことした。」

「「でも、言い訳ぢゃないけど…」」


「あー悪かったよ!
俺だよ。あとつけてみようって
誘ったのわよごめんな」

「さくらは全然いいんだけど」

「なぁ、お前らよ…
会話聞いてたのか?」

「うちと舞美はね。」

「聞いてたんだ…」

「「ごめんなさーぁい泣」」


………。




「お祝いにのみにいこうよ!」

「「はい。すみませんでしたぁ」」

って、へ?

「いや、だから
俺ら付き合うことになったからさ
お祝いをかねてのみにでも」

「それいいねぇ!
さくらは行くー!!」

「俺もつれてけ!」

…。

ななちんと目を合わせて

「「行かせて頂きます!」」


なんて息ぴったりなんだろう

ほんとに不思議でしょうがない笑


まぁでもさくらとゆうまくんの
恋も叶ったことだし!

ってよくないぢゃーーん!泣


ななちんとさくらは
彼氏できてさ。

あたしだけぢゃん!

追い越されて行く。


「たらこ。乾杯!」

「あんたとはしたくない」

「なんでだよ」

「彼氏できなくなるから」

「なんだよそれ笑
まぁいいぢゃん!かんぱーい」



まぁ能天気なやつ!

あたしが先に越すから
いいんだけどさ!

あははははは


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