鉄の救世主Ⅳ(くろがねのメシアⅣ)
愕然とする三浦の首を片手で摑む元帥。

彼はまるで人形のように三浦の体を振り回し。

「うぐあっ!」

操舵室の窓ガラスに三浦を背中から叩きつける!

防弾ガラスなのか、貫通して外へ投げ出される事はなかったものの、その衝撃は三浦にダメージとなって蓄積する。

「素晴らしい!」

元帥は感嘆の声を上げた。

「貴様ら、兵士として何年の訓練を積んだ?どれだけの厳しい訓練を重ねた?さぞや軍の中ではエリートなのだろうな。だが!」

三浦の体を床に投げ捨てる元帥。

「俺は注射の一刺しのみだ!何の労苦も背負わず!無駄な時間も費やさず!エリート兵士である貴様らを容易く凌駕した!」

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