ダブル・ブレイカーズ01
室内は、

明るい内装だった。


<可愛いのね!>


<四階だてで、一階は事務所>


<依頼とかを聞くの?>



<あぁ。いつも基本的に、一階にいる>


<本棚がある>



さくらは、木の本棚を見た。



<オレの趣味だよ>



<何を読むの?>


<ミステリーを中心に、色々と>


<なるほど>


<それから、小さな台所もある>


<へぇ>


<三階と四階は色々と。オレの部屋>


<一人暮らし?>



<―――――――――>



<二階は何?>



<え?いや?>


<如月くん?>


<七瀬さん。オレ、お茶を淹れてくる。待ってて>


<如月くん?>


<あぁ!座って!>


<ありがとう>


彼方は台所に向かった。


しばらくして、


<気になるよね――――――>


< 17 / 107 >

この作品をシェア

pagetop