キミさえいれば
「はーるがきーたー

はーるがきーたー

どーこにーきたー」


「わぁ、里穂。上手だね」


「うん、今日保育所で習ったの」


「やーまにきーた さーとにきーた のーにもーきたー」


「パパ、知ってるの?」


「もちろん。ママだって知ってるよ」


「じゃあ、みんなで一緒に歌おうよ」


「うん、いいよ。せーの」


「「「はーるがきーた


はーるがきーた


どーこにーきたー


やーまにきーた


さーとにきーた…」」」


「パパとママと里穂のところにもー きたー」


「パパー、なにそれー」


里穂がクスクスと笑う。


「春が来るんだよ。


やっと僕ら家族のところにもね」


そう言って、たもっちゃんはにっこりと笑った。




※童謡「春が来た」(1910年)
(作詞:高野辰之 作曲:岡野貞一)
< 310 / 311 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop