キミさえいれば
「凛達が引っ越して来たら、休日に式場をまわろうか」


「式場?」


「挙げるだろ? 結婚式」


「あー……」


そう。


私達はたもっちゃんが高校を卒業したと同時に籍は入れたけど。


まだ結婚式をしていなかった。


「仕事柄、大勢の人が出席しそうだけど。

俺は凛の花嫁姿を、大勢の人に見てもらいたいな」


「はなよめって。

ママ、ドレス着るの~?」


「そうだよー。きっとママ、綺麗だろうね。

あ、そうだ。

里穂も一緒にドレスを着ようか。

フラワーガールになってね」


「ふらわーがーるって?」


「お花を蒔きながら、ママの前を歩くんだよ。

きっと里穂、可愛いだろうなあ」


「わ~。里穂やるやる~」


里穂は大はしゃぎだ。


可愛いドレスを着た里穂を見るのが、私も今から楽しみだ。
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