ハート交換
しばらく歩いていると晃が話しかけてきた。



「声がね・・・聞こえてきたんだよ。君の心の声。海が見たいって言ってたから、なみか君もきっと見たいんだろうなと思って。」



心はとても正直だ。
そう・・・私は海が見たかった。



つらい時や悲しい時いつも海を眺めていると心が慰められた。



私の心は晃に正直に話したのだろう。それはきっと晃を信用しているから。



「ねぇ、森本君。」



「ん?何・・・」



「ありがとう。海に連れてきてくれて。」



心から感謝の気持ちを込めて言った。



「いつも貴方には勇気づけられるのよ私・・・」




「それはどうも。俺の心は君にやさしくしてる?」



「うん。たまに厳しい時もあるけど。」



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