ハート交換
「・・・・何て返事をしたら良いのやら」



晃の困った顔を見るとつい、笑ってしまった。



晃も笑顔になっている。私達は、その後ずっと時々隣に座っている人の横顔をチラリと見たりしながら海をただ二人で眺めていた。



そんな時間がただ私には最高に幸せに思えてずっと続けばいいと心の中で願っていた。



♪~♪♪



その時だ。晃の携帯が鳴った。



しばらく出ないでいると携帯はしつこくなり続ける。



「誰だよ。ったく!もしもし・・・」



着信は誠からだった。
「晃か?そろそろ修一が帰ってくるぜ。俺が言いたいのはそれだけ。じゃあな。」



それだけ言って誠は、携帯を切った。



「誰からだったの?」


「・・・・・・・」



晃は、携帯をポケットにしまうと黙ったまま海を眺めている。



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