ハート交換
やっぱり・・・
解決策は、アレしかないみたい
私は覚悟を決めた。
晃くんを犠牲に出来ないのなら、私の心臓を差し出すしか方法はない。
優秀な彼に比べたら私は・・・
こうやって人生の最後に彼と出会うことが出来たし、何より今とても幸せだ。
もうこれ以上望むものはない
「小川さん、今までありがとうございました。私、そろそろ晃くんが帰ってくると思うので会場内に入ってますね。小川さんは、入って来ないで下さい。危ないですから。」
私は資料室を後にした。
薄暗くなった長い廊下をゆっくり歩いていく。
「だったら、なみかちゃん!!これはどうかな?」